明日の僕なら頑張れる
…わけがないと知っている。
だって昨日も同じこと言ってた。
でも未来は何とかなりそう。未来の自分は何とかしてくれそう。
明日の自分は今の自分とは違うはず。
そう考えることがよくある。
わかりやすく例えるならば、今日の自分も明日の自分も、IDは同じだ。僕ならyulu0829として生きているはずだ。
でも実際は、UUIDが変わっている感じなのだ。同じyulu0829でも、寝たら一回yulu0829は削除されて、別の人がyulu0829を新規会員登録する。
そんな仕組みだと思っている。
わけがわからなさそうでわけがわかるでしょう。
だから明日の自分に託せばいいのです。
明日の自分は自分だが、自分ではないのです。
寝ている間に、自分の中のOSはクリーンインストールされ、バックアップから記憶という名のファイルを復元(書き出し(?))しているのです。
明日の自分の負荷は今日の自分の負荷ではないのです。
そうやって前日の自分は今日の自分に何かと負荷を押し付けてきます。
自分がされて嫌なことは他人にしてはいけませんが、嫌なことをされてしまっては自分もし返したくなります。でも、昨日の自分はもうどこかへ消えてしまいました。
明日の自分に押し付けるしかないのです。
そうやって人間はどんどんと後回しにしてしまいます。
ひどく人間は、1時間ごと、1分ごと、1秒ごと、1フレームごとに上記したOSノクリーンインストール&復元を行っています。
すなわち、明日の自分に託すのではなく、すぐ後の自分に託しているのです。
さきほど、昨日の自分はどこかに消えたと述べましたが、いったいどこに消えているのでしょうか。
答えは簡単、他人のIDを取得しているのです。
すなわち、昨日のyulu0829(UUID:xxxx-xxxx-xxxx-xxxx)は、今日は昨日削除されたほかのID、例えばtarou2525(UUID:yyyy-yyyy-yyyy-yyyy)のIDを取得して、その人として生きているのです。
UUIDによって、得意不得意があります。
ですから、人間はうまくいくときやいかないとき、楽しいときやつらいときがあるのです。
UUIDは単なる識別子で、記憶という名のファイルはすべて人間の肉体に保存されています。(IDに保存されているとイメージしてもよい。)
だから、毎日自分は自分としてしか生きていないと錯覚しているのです。
では肉体が消えるとどうなるのでしょうか。
肉体には緊急装置がついていて、危険を感じるとものすごいスピードでファイルがクラウドにアップロードされます。クラウドとは、日本語で雲のことです。
雲は空気中を漂います。
雲は形を1フレームごとに変えて暗号化されているので、セキュリティの面では問題ありません。
そして雲はやがて散らばります。
ストリーム(流れ)によってまた人間のもとへたどり着きます。
人間がその流れに乗ってきた水分を摂取することで、クラウド上のファイルはどこかの肉体に保存されます。(クラウド上からは削除されます。)
そうして外部から保存されたファイルの内容は、ときたま「夢」として描画されます。これは人間にある原因不明なバグで、主にOSのクリーンインストール、バックアップからの復元中に起こります。
ウェエエエエエエエエエエエエエエエイwwwwwwwww
僕の思考回路をゼロで割ったやつ誰やねん。
ありがとうございました。